積立投資のリバランスとは資産配分を計画通り元に戻すこと
ETFやインデックスファンドを利用した積立投資はいろいろなメリットがあります。
その一つとして、世界に分散して投資できるということがあります。
分散投資とは文字通り、投資先を1つに集中するのではなく、バラバラに分けて投資するという方法になります。
この分散投資を実践することによって、ある1つの投資先の資産が目減りしても、資産全体を失ってしまうリスクを軽減することができます。
そして、分散投資を行う上でとても大切なのがリバランスです。積立投資では、自分か決めた資産配分になるように分散して投資を行っていきます。
リバランスとは、投資を行っていく上で崩れてしまった資産配分を、自分が決めた資産配分に戻すことをいいます。
つまり、分散投資の比率を一定の比率から外れないようにする作業ということですね。
仮に株式投資と債券に50%-50%で投資しているとして、株価が値上がりし、60%-40%の割合になってしまいました。その場合、元々考えていた、50%-50%の割合に戻すことをリバランスといいます。
こうしたリバランスを自動的に行ってくれるファンドもありますが、自分で金融商品を選んで投資をしている場合は定期的に資産の比率をチェックしておく必要が出てきます。
そもそも、なぜバランスが崩れてしまうと良くないかというと、自分が考えている以上のリスクを取ってしまっていたり、リターンが低くなってしまう可能性があるからです。
積立投資のリバランスは機械的にやってしまいましょう！
積立投資にはリバランスが必要だとお話ししましたが、闇雲にリバランスを行っていいかというとそうではありません。
リバランスの方法はいくつかありますが、一般的な方法を書いておきます。
積立投資のリバランスの方法としては、現在保持している資産の中で行うというものです。
例えば、計画よりも割合が増えてしまった金融商品を売却し、その売却した分で計画よりも減ってしまった金融商品を購入するとリバランスを行ったことになります。
結果として増えすぎた資産は減り、減ってしまった資産が増えて、全体としてバランスが元に戻るということになります。
ただし、リバランスを行うのは良いのですが、目先の情報に踊らされてしまい、ついつい今後上がりそうな商品を購入してしまいそうになるかもしれません。
リバランスとはあくまでも、当初考えていた資産配分に修正する作業ですので、投資割合や投資先を変更したい場合は、リバランスとは別にリスク等を考えて検討するのが良いと思います。
リバランスは、あくまでもリバランスだけで機械的にやってしまうのがいいと思います。
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