積立投資にETFを使って世界中に分散投資をしてみよう!
これから投資をやってみようと思っているあなた。
投資という言葉を聞くとどうしてもトヨタやNTTなどの個別株式を思い浮かべてしまうと思いますが、個別株式では一つの銘柄に資金が集中してしまい、うまく投資先を分散させることが出来ません。
投資をする際には、この投資先を分散させると言うことは非常に重要です。
例えば、ある企業に集中して投資をしていてその企業が倒産して株式が紙切れに・・・なんていやですよね?(紙の株券なんてもうありませんが)
しかし、世の中にはもっと簡単に世界中に分散投資できるETFという金融商品があります。そのETFについて説明します。
ETFは決まった指数に連動する上場されている投資信託のことです
ETFという金融商品を聞いたことがない方も多いと思います。しかし、投資信託という言葉ではどうでしょうか?これであれば聞いたことがあるという方もいらっしゃるでしょう。
積立投資で投資を行っている方は、投資信託を毎月一定額積み立て資産を作り上げていっている方が多いです。
ETFはその投資信託の一種なのです。
ETFとは、上場投資信託とも呼ばれ、その名の通り証券取引所に上場されていて株式と同じように取引される投資信託のことです。
日経平均株価や東証株価指数(TOPIX)などに連動した値動きをする、投資信託と株式の両方の性質を併せ持った金融商品です。
ETFは日経平均株価やTOPIXのほか、業界別の株価指数や海外の株価指数、外国通貨や金価格に連動するものなど様々な種類があります。
世の中には色々な指数があるのですが、その指数の数分ETFが存在すると言って良いです。
ETFは世界中に分散投資できて低コスト。上手く使ってらくちん投資生活を作ってみましょう!
ETFには、分散効果と低コスト、そして少額で投資できるという3つのメリットがあります。
複数の銘柄に投資できるETFは、たった一つのETFを買うだけで幅広い分散効果が期待できます。
経済事情は日々めまぐるしく変化しており、個別株への投資に偏っていると突然株価が急落することもありえます。
大手の企業でも、人気の銘柄が1日で一気に10%以上下落することもよくあることです。
そんなとき、その大手の企業1社の株式だけを持っていたとすると、その企業が倒産してしまうと終わりです。
その為、ETFやインデックスファンドを使った分散投資は重要なのです。
個別株式でももちろん分散投資できます。しかし、株式には最低の購入金額が決まっているため最初に必要になる資金が大きくなってしまうという難しさがあります。
資産を運用するときにかかる手数料となる信託報酬もETFは安くなっていて、低コストで運用できるのも魅力です。
ETFと同様に指数連動型のインデックスファンドの信託報酬、つまり手数料は平均0.71%であるのに対して、ETFは平均0.40%です。
積立投資で課税ギリギリの100万円を10年間運用した場合、信託報酬だけで3万1000円の差がつきます。
しかし、最近はETFよりも信託報酬が安いインデックスファンドが登場してきているのでETFの優位性が少なくなってきています。投資先によってインデックスファンドが良いのかETFが良いのか考える必要があります。
また、個別株式で分散投資するのと比較しても、ETFは少ない金額で取引できるため効率のいい資産運用方法と言えます。
少額で資産運用できるETFを利用すると、世界の資産への分散投資も容易です。
たとえば、日本を除いた先進国と新興国の株式に投資する「上場インデックスファンド世界株式」というETFと、日本を除いた先進国の国債に投資する「上場インデックスファンド海外債券」というETFに投資すると、たった2本のETFで、世界の株式と国債に分散投資することができます。
ETFの種類は多岐にわたります。
自分の投資方針、投資先に合ったETFを利用することによって簡単に世界中に分散投資ができるようになります。
そうなると、あとはほったらかしでらくちんな投資生活が待っていますよ。
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