積立投資の商品は過去の実績ではなくコストを考えて選ぼう!

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積立投資でどのファンドで取引するのがいいのかをリサーチする際に多くの投資家が参考にしてしまうのが、過去のパフォーマンス実績、つまりファンドごとの成績表ではないでしょうか?

 

このパフォーマンス実績は、過去のパフォーマンスが統計的にまとめられています。

 

数字として客観的に「過去1年間のリターンはこのぐらい」「過去3年間のリターンはこれくらい」と表記されているため、それぞれのファンドについて詳しい情報を持っていない人でも銘柄を選びやすくなるというメリットはあります。

 

 

しかし、あらかじめ理解しておかなければいけないことは、こうした過去の実績はあくまでも過去のものであり、これからも同じような価格変動をするというわけではありません。

 

過去の実績を信用して取引したけれど、最終的には思っていたほど増えなかったとか最悪の場合には元本割れしてしまうということもあるのです。


積立投資は、ノーロードで信託報酬が安いインデックスファンドを選んでおけばOK!

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それでは、過去の実績ではなく何を基準にして積立投資銘柄を選べばよいのでしょうか?

 

選び方はいろいろありますが、その中の一つに、コストで銘柄を選ぶという方法があります。

 

コストというのは取引をする際に発生する手数料や保有している間に引かれ続ける信託報酬などのことで、投資においては投資家が自分自身の意思でリターンをコントロールできる数少ない要素の一つです。

 

ファンドの中には、売買手数料が全く掛からないノーロードという銘柄もありますが、中には1%近くの売買手数料がかかるものもあり、まとまった金額で投資をすればするほど、最終的に手元に残る利益に大きな差がついてしまいます。

 

積立投資で大きく利益を出しても、手数料が多ければ利益は減ってしまいますし、利益はそれほど多くなくても手数料がかからなければ利益をそのまま手元に残すことができるのです。

 

 

では、どんなファンドが低コストで購入できるのでしょうか?

 

証券会社によって取り扱う銘柄の種類は異なっていて、ラインナップが充実していると言われているネット証券の場合には、常時2000~3000種類の銘柄から自分の好みで銘柄を選ぶことができます。

 

一般的にコストが低いと言われているのはインデックスファンドと呼ばれる投資信託で、積立投資に使えるインデックスファンドはほぼ全てが売買手数料が無料のノーロード商品だと思っていいです。

 

まずは、ノーロードのインデックスファンドを中心にある程度商品を絞って、その次は信託報酬が低いインデックスファンドを選べばほとんどの場合、積立投資に使う商品選びは失敗しないと思います。

 

 

くれぐれも、購入手数料がかかる商品や、信託報酬が1%以上かかる商品は選ばないことです。

 

コストが高い商品を選べば、それだけ未来のリターンが減ると言うことですからね。


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