NISA口座は複数の証券会社には開設できませんよ

NISA,少額投資非課税制度,複数の証券会社,口座,開設

少額投資非課税制度であるNISAは、銀行や証券会社などの金融機関で口座を開くことができますが、一人1口座のみと制限がついているため複数の証券会社で口座を開設することはできません。

 

一度証券会社で口座を開設すると最低でも1年間は口座を解約して別の所に乗り換えることができないので、口座は開設する前にしっかりと事前リサーチをして、どこの証券会社で開設するのが自分にとって良いのかを調べたいものです。

 

 

NISA口座では、年間に120万円までの購入枠がありこの金額まで投資ができます。

 

「購入枠が120万円というルールの中で、複数の証券会社でいろいろな取引をしてみたい」という投資家がいるかもしれませんが、投資額が年間120万以下の場合でも複数の金融機関に口座を分けることはできないのです。

 

 

もしも複数の証券会社にNISA口座の開設申し込みをした場合どうなるのでしょうか?

 

非課税口座の開設を依頼する際には、あらかじめ税務署から「他に非課税口座は持っていません」というお墨付きをもらう確認書を取得しなければいけませんから、すでにどこかの金融機関ですでに口座を持っている場合には、この時点でアウトになります。

 

口座を開設することは出来ません。

 

 

また、現在は非課税口座は持っていないけれど同時に複数の金融機関に口座開設の申し込みをするという場合には、税務署で審査をする段階では非課税口座はどこにも持っていないわけなので、確認書は発行してもらうことができます。

 

しかし、金融機関が行う口座開設手続きのプロセスの中では金融機関が税務署に確認をする作業も含まれているため、一番先に税務署に確認作業をした金融機関のNISA口座は開設でき、その後に確認作業をした金融機関は「すでに非課税口座を持っている」として口座開設は却下されることになります。


NISAの制度はより良い制度になっていくことを希望します

NISA,少額投資非課税制度,複数の証券会社,口座,開設

証券会社でNISA口座を開設する際には、 その証券会社の通常の証券口座を持っていることが条件となります。

 

そのための手続きや手間を考えると、あちこちの証券会社に非課税口座を開設しようと試みることは時間と労力の無駄になることは明らかです。

 

NISA口座を開設する場合は、どこかの証券会社に絞って申し込みをしましょう。

 

 

ただ、NISA口座に関するルールや制限は、2012年にスタートしてから少しずつ変わってきています。

 

その際、同時に開設できる証券会社の数に変更があるかも知れませんが(たぶん無いような気がしますが・・・)、よりよい制度になっていくようお願いしたいものです。


関連ページ

NISAとは何?NISAを使うことにどんな意味があるのか?
NISAは少額投資非課税制度という、投資で得た利益が非課税になるという投資家にとっては数少ない有利な税制度です。NISAを使うとどんないいことがあるのでしょうか?
NISA口座はどこで開設すべき?開設のポイントは?
NISAで積立投資を始める際にはNISA用の口座を開設しなければなりません。今はいろんな金融機関で口座を開設できますが、どこで開設するべきでしょうか?ポイントはどんなところでしょうか?
NISA口座は一度開設した後、あとから変更できるのか?
NISAで積立投資を始めるためには、ネット証券会社に口座を開設しなければなりません。一度開設したNISA口座は、後から変更できるんでしょうか?
NISAはいくらから始められる?下限はあるの?
NISAは投資で得た利益が非課税になるという投資家にとっては数少ない有利な税制度ですが、いくらから始められるものなんでしょうか?実は、100円から始められるんです!投資家に有利な制度ですからとりあえず始めてみるのがオススメです!
NISAの非課税期間はいつまで?5年後までなの?
NISAは投資で得た利益が非課税になるという投資家にとっては数少ない有利な税制度です。しかし、恒久的な制度ではなく、非課税になる期間が決められています。いつまでが非課税期間になるのでしょうか?
NISAでアメリカ株を売買するときの注意点は?
NISAでは日本国内のインデックスファンドやETFに加えて、外国の株式やETFも対象に含めることが出来ます。アメリカ株を売買する時を例に注意点を考えてみます。
NISAがデイトレに向いていない理由は?
NISAは少額投資非課税制度という、投資で得た利益が非課税になるという投資家にとっては数少ない有利な税制度ですが、デイトレには向いていません。その理由を考えてみます。
NISAで運用益が出なかったときのデメリットは?
NISAは投資で得た利益が非課税になるという投資家にとっては数少ない有利な税制度ですが、運用益が出なかった場合にはデメリットにもなり得ます。
これからNISA口座を開設する際に必要な条件はあるのか?
NISAは少額投資非課税制度という、投資で得た利益が非課税になるという投資家にとっては数少ない有利な税制度です。NISAを始めるにあたってはNISA口座を開設しなければなりませんが、必要な条件はあるのでしょうか?
NISA口座で大損が発生したらどうなるのか?心配ですね?
NISAは投資で得た利益が非課税になる制度ですが、投資は必ずしも儲かるというわけではありません。損をする事だってありますが、NISAで大損してしまった場合はどうなるのでしょうか?
NISA口座を開設する際の必要書類は?住民票も必要!
投資で得た利益が非課税になるNISAですが、使用するにはNISA口座を開設しなければなりません。口座を開設する際に必要になる書類は何なのでしょうか?
NISA制度について分かりやすく1000文字で説明してみる
投資で得た利益に税金がかからないNISAですが、結構制度が複雑でわかりにくいです。なるべく分かりやすく、簡潔に説明してみます。目標1000文字!
NISA口座に有効期限ってあるの?有効期限が切れたらどうなる?
投資で得た利益が非課税になるNISAですが、その制度に有効期限はあるのでしょうか?その有効期限が過ぎたらどうなるのでしょうか?