NISA口座内でも投資信託を使った積立投資が可能
NISAは日本版ISAとも呼ばれ、正式には少額投資非課税制度といいます。
年間100万円以内の投資であれば(2016年からは120万円)利益が出た分を非課税にすることで投資を若い人たちにも広げていこうという制度です。
今までのNISA外での投資に関しては積立投資が少しずつ広まってきていると思いますが、NISA口座の中でも一度に金融商品を購入するのではなく積立投資も可能です。
NISA口座内で積立投資を行うということは少額で始められることがメリットで、コツコツと投資信託に投資して資産を作り上げていくことができます。
NISA口座外でも投資信託を使った積立投資ではどのような金融商品をどのような割合で、どの程度購入するのかを判断しなければなりませんが、NISA口座で投資する場合でも同じような判断が必要になります。
NISAでおすすめの投資信託の選び方。何に投資しているのか見極めよう!
投資信託には大きく分けて3種類があります。自分に合ったものを選んで、納得のうえで商品を選んでいきましょう。
まず、債券に投資する投資信託があります。
債権自体は国や地方自治体や団体、企業などがまとまった資金の調達を目的として発行するもので、株と違ってあらかじめ利率や満期日などが決められています。
そのため、株式と比べて価格の変動が小さいという特徴があります。投資の世界の言葉ではリスクが小さいという言い方もされますね。
日本債権は特に価格が変動しにくいことで知られており、銀行預金と同じように安全資産として扱われます。
損失を最小限に抑えたい人は、債権に投資する投資信託を多めにするといいでしょう。
逆に、株式に投資する投資信託もあり、これは日本や外国の株に投資するタイプの投資信託です。
株式ファンドはさらに、株式指標と連動した値動きを目指すインデックスファンドというものと、投資対象を絞って利益を追求して投資していくアクティブファンドというものに分かれます。
しかし、アクティブファンドは手数料が高く、その手数料が収益を圧迫して結局はインデックスファンドと比べると成績が劣ってしまう、ということが起こっています。
NISAに限らず、株式に投資する投資信託としては、指数と連動することを目指したインデックスファンドを購入しましょう!
積極的に利益を狙っていくには、株式に投資する投資信託が向いています。
そもそもNISAは利益が非課税になるというのが利点のひとつです。
この利点を最大限活かすためにも、NISA口座外で債券に投資する投資信託を選び、NISA口座はなるべく株式に投資する投資信託を選ぶ方が良いです。
債権型ファンドと株式型ファンドの中間に、バランス型ファンドというものがあります。
これは債権や株などの複数の資産に分散して投資するシステムです。
債権に投資する投資信託の安定性と、株式に投資する投資信託の収益性の両方を合わせた商品です。
バランス型の商品は、商品によって債券と株式に投資している割合が異なります。どの資産にどの程度の割合で投資していくのか見きわめたうえで購入しましょう。
利益はそれなりに欲しいが、なるべくリスクを抑えながら投資したいという人に向いています。
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