積立投資の仕組みは銀行の積立預金をイメージすると分かりやすい
積立投資は、ETFやインデックスファンドを毎月一定額購入してコツコツと資産を作り上げていく投資方法です。
この、毎月一定額購入するという作業は具体的にはどういった作業を行えばいいのでしょうか?
これから投資を始めようと思っているみなさんにイメージしやすいように説明してみたいと思います。
まず、積立投資の全体的なイメージとしては銀行の積立預金を思い浮かべるといいと思います。
銀行の積立預金ではどういった作業が必要になりますか?おそらく、
- 毎月いくら積み立てるか決める
- 銀行へ積立預金の申込みをする
- 毎月お金を口座へ入れておく(給料の振込口座なら必要なし)
こんな感じではないでしょうか?
積立預金を行う口座が給料の振込口座を兼ねているのであれば、三つ目の毎月の入金は必要ないですね。
積立投資を始める際の作業としても銀行の積立預金と同じような作業になるのですが、少し違うところもあります。積立投資を始める際に必要な作業としては、
- 毎月いくら積み立てるかを決める
- どんな投資先にどれくらいの割合で投資するかを決める(日本株、外国株、日本債券、外国債券など)
- 投資先に合った金融商品(投資信託、インデックスファンド、ETF)を決める
- 証券会社へ積立投資の申込みをする(ネット証券ならWeb上で完結します)
- 毎月お金を証券口座へ入れておく
これらの作業を行うことで、後は毎月ほったらかしで自動的に金融商品が購入されていきます。らくちん積立投資の完成です。
どうですか?銀行の積立預金よりも少し決めることは多いですが、一度決めてしまえばあとは銀行の積立預金と同じです。ほったらかしでOKです。
積立投資にかける金額は自由に決めることが出来ます。500円から可能!
積立投資にいくら資金を使うかは、かなり自由に決めることが出来ます。
証券会社によっても違うのですが、これから投資を始めようとしているみなさんが利用するであろうネット証券では、一金融商品につき500円から投資資金を設定することが出来ます。
500円といえば子供のお小遣い程度ですので、これから投資を始めようとしているみなさんにとっては全く問題が無い金額だと思います。
ただし、投資先は分散することがとても大切です。
積立投資に利用する金融商品であるインデックスファンドはあらかじめ分散して投資するようになっています。
例えば、日本株に投資するインデックスファンドであれば日本に上場されている株に広く分散して投資するようになっています。
しかし、分散する場合はぜひ海外の株などにも投資することを考えて欲しいです。
そうすると最低でも2種類のインデックスファンドに投資することになりますので、積立投資に必要な資金は最低1000円ということになります。
また、一つの投資信託で全世界に分散投資してくれるインデックスファンドや、バランスファンドなどという投資信託も存在します。
現在は、非常に手数料が少なくて使いやすい投資信託(インデックスファンド)が揃っています。
自分の投資先をきちんと考えて、自分に最適な投資信託を選べるといいですね。
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