ETFは株価指数などの指標に連動する投資信託の一種

積立投資,ETF,基本,インデックスファンド

積立投資とは、毎月一定額金融商品を購入してコツコツ資産を積み上げていく投資方法です。その積立投資で使うことになるのがETFとインデックスファンドです。

 

では、ETFとは一体何なのでしょうか?これから積立投資を始めようとしているあなたはETFという言葉は聞いたことが無いかもしれませんが、では投資信託という言葉はどうでしょうか?

 

もしかすると聞いたことがあるかもしれませんが、ETFとはその投資信託の種類の一つです。

 

ETFの名前としては、「Exchange Traded Funds」の頭文字をとったもので、株式市場に上場されている投資信託という意味です。

 

 

もう一つの投資信託の一種であるインデックスファンドも同じですが、ETFは株価指数などの指標と同じ動きをするように運用されています。

 

ETFはその目指す指数の数だけ存在すると言っても良く、数多くの種類のETFが株式市場に上場されています。その中でも最もイメージしやすいのは日経平均株価に連動したETFでしょうか。

 

日経平均株価と同じ動きをするように運用されているので、日経平均株価が上がればETFの値段も上がりますし、逆に日経平均株価が下がればETFの値段も下がります。

 

そして、日経平均株価に連動しているETFを購入することで、日経平均株価を算出している225種類の企業に投資することが出来ます。

 

たった一種類のETFを買うだけで225種類の企業に投資できるってすごいことですよね!

 

さらに、東証株価指数(TOPIXと言ったりします)に連動するETFであれば、このETFを購入することで東証一部に上場している1900余りの企業に投資することが出来てしまいます。

 

1900の企業に投資するなんて個別の株式では恐らく無理ですが、ETFを購入することでそれが可能になってしまうんですね。


ETFは投資信託の一種なのに証券取引所に上場されている

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ETFもインデックスファンドも同じ投資信託の一種です。しかし、決定的に違うのはETFが普通の株式と同じように証券取引所に上場されていることです。

 

そのため、普通の個別株式と同じように一日に何度でも売買が可能になっています。インデックスファンドは一日に一回しか売買できないのでその点がちょっと違いますね。

 

さらに、インデックスファンドは一日に一回インデックスファンドの資産総額から自動的に算出された価格で買うことになりますが、ETFは自分で値段を決めて買うことが出来ます。

 

これも個別株式と同じですが、ETFが証券取引所に上場されているから可能になっています。

 

 

さらに特徴的なのは、ETFは国内の株価指数などと同じ動きをするように運用されている物以外にも、海外の株式、債券に投資できるような商品も沢山あります。

 

積立投資を行うにあたって投資先を分散すると言うことはリスクを減らしてリターンをあげるためにとても大切なことですがETFを利用することでその分散がとても楽になるのです。
※この利点に関してはインデックスファンドも同じです。

 

 

積立投資にETFとインデックスファンドどちらを使うのかという点は考えなければならないのですが、自分で値段を決めて買付を行いたい人はETF、あくまでも自動的に積立投資を行いたい場合はインデックスファンドに投資するのが良いと思います。

 

これから積立投資を始めようと思っているあなたは、まずはインデックスファンドを利用した自動積立で積立投資を行うのが良いと思います。

 

積立投資を続ける上でETFのメリットを感じて購入したくなった場合は、そのときにETFを購入すれば良いのだと思います。

 

初めてETFを購入するときは、自分で決めた値段でETFを購入できるのかどうかドキドキします。積立投資は自動で作業が完了してしまうので退屈になってしまうことが多々あるのですが、そういう投資行動に刺激を与えるためにも金融商品としてETFを買うのは良いことだと思います。

 

ただし、売買している人が少なくいざというときに売ることが難しくなっている(流動性が低い)ETFも存在しますので、ある程度メジャーで売買数が大きいETFを選ぶと良いと思います。

 


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