ローリスク・ハイリターンなんてうたい文句の詐欺商品にはダマされないでくださいね！
積立投資は、投資商品なので必ず儲かるという保証はありません。
取引する銘柄の選び方によっては、儲かったとしても利益が少ししか出なかったり、儲かるどころか元本割れして損失が出てしまうこともあります。
しかし、ギャンブルのように運任せで大切な資産を運用するのはとても危険ですし、投資はギャンブルではありませんから、一つ一つの銘柄の売買をする時に確固たる理由があって自分で納得した上で売買をすれば、損をする確率を減らすことは出来ます。
また、取引銘柄の種類ごとに特徴が異なり、ハイリスク・ハイリターンなファンドもあれば、ローリスク・ローリターンなファンドもあります。
投資家に限らずお金儲けをしたいなと考えている人のほとんどは「ローリスク・ハイリターン」な取引ができることが理想的なのでしょうけれど、残念ながら現実にはそうした商品はありません。
「ローリスク・ハイリターン」そういう宣伝がされている商品があったとすると、それは詐欺商品です！
リスクとリターンはセットになっているので、儲かる商品なら損失が出るリスクも高くなる、そういうものです。
株価の予想なんてできません。過去の実績よりもこれからのコストが大事！
投資商品の価格を決めている要素はたくさんあります。
数年前のリーマンショックのように、世界中の資産が下落してしまうこともありますし、外国株の場合には日本円だけが安定していても外国株価の安定にはつながりません。
世界中の経済事情や政治的な事情、天候などあらゆる要素が複雑に絡み合って投資商品の価格は常に変動しているため、プロにとっても価格を100％予測することは難しいのです。
と言うか、予想は無理なのです。テレビ等で、株価の予想が当たっているプロ見たことありますか？
積立投資でできるだけ損をしないように取引したいという人は、いくつかできる工夫があります。
まず一つ目には、ファンドを選ぶ際には、過去の実績や予想利回りで選ぶのではなく、取引手数料や信託報酬などのコストがあまりかからない銘柄を選ぶこと。
取引手数料はあらかじめ明記されているので、手数料でファンドを選ぶことはそれほど難しくありません。
また、保有し続けている間にずっと発生する信託報酬という手数料もファンドの情報として明記されているので調べることが出来ます。
売買を行う場合には、事前にそのファンドのことを自分なりによく調べてみて、なぜそのファンドを売買するのか、はっきりとした理由を持てるようになりましょう。ただ「そろそろ」「なんとなく」というのでは、投資にギャンブル的な要素を組み込んでしまうことになり、儲かるか損をするかが運任せということになりかねません。
まずは、取引手数料が無料の商品を絞って、それから信託報酬が安い投資信託を選べば、最高の積立投資をスタートさせたことになりますよ！
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