ETFは連動する指数さえあれば作れるので数が増えてきている

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積立投資はETFやインデックスファンドを毎月一定額購入してコツコツと資産を積み上げていく投資方法です。

 

その積立投資で使うことになるETFやインデックスファンドの名前は聞いたことが無いかもしれませんが、投資信託という言葉ではどうでしょうか?聞いたことはありますか?

 

ETFやインデックスファンドはその投資信託の一種です。その中でもETFは、最近色々な投資対象に投資できるものが数多く登場してきました。

 

その理由としてETFは目標となる指数があれば作ることが出来るからです。

 

分かりやすいところでいうと、日経平均株価に連動するETFは日経平均株価の動きに合わせてその値段が変わります。つまり、日経平均株価が上がればETFの値段も上がりますし、日経平均株価の値段が下がればETFの値段も下がる動きをします。

 

このように、連動する指数さえあればその指数に連動して運用されるETFが登場してくる可能性があるのです。

 

 

閑話休題


ETFはやっぱり信託報酬が安いことが一番のメリット!

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そんなETFのメリットは、ともかく信託報酬と呼ばれるコストが安いことです。

 

信託報酬は、ETFやインデックスファンドを保持している期間ずっと徴収される手数料のようなものです。そのため、この信託報酬が安ければ安いほど将来のリターンがプラスになる可能性が高まります。

 

積立投資で利用するETFやインデックスファンドにとって信託報酬というのは、販売手数料と並んで大きなコストの1つです。

 

このコストは、将来のリターンを引き下げる原因にしかなりません。ETFはその信託報酬がインデックスファンドと比べると大変安いため、積立投資で使うメリットがあるのです。

 

 

ところが、この記事を書いている2015年末においてその状況が変わってきました。

 

日本株式や新興国株式に投資するETFに関しては、引き続きインデックスファンドと比べるとETFの方が圧倒的に信託報酬が安いのですが、先進国株式に投資するインデックスファンドに関して言うと、なんと、ETFよりも信託報酬が安いインデックスファンドが登場してきました。

 

インデックスファンドを使った積立投資は自動で毎月一定額を購入する設定が可能であるため、ETFと比べると非常にらくちんに積立投資を行うことが出来ます。

 

また、ETFを購入する際は販売手数料が掛かることが多いのに対してインデックスファンドを購入する際には販売手数料が掛からないことがほとんどです。

 

それに加えて、信託報酬までETFより安いとなればETFを選ぶメリットは少なくなってきます。

 

ですので、日本株式や新興国株式に投資する際はETFを利用する価値は大いにあると思いますが、先進国株式に投資する際はもはやインデックスファンドで十分だといえます。


ETFは自分が希望する値段で購入することが出来る

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ETFはインデックスファンドと比べてメリットが少なくなってきていますが、そのETFのもう1つのメリットとして、株式市場に上場されている点があります。

 

インデックスファンドを初めとする一般的な投資信託の価格は、一日に一回株式市場の取引終了後に自動的に計算されて決定されます。その為、その日の終わりになってみなければインデックスファンドの価格が分からないのです。

 

インデックスファンドを購入する際は、「一万円分」というように金額を指定して購入することが多いですが、一日が終わってみると意外とインデックスファンドの価格が上がっており思ったよりも買えなかった、なんてことになる場合もあります。

 

 

しかし、ETFの場合は普通の企業の株式同様に株式市場で売買されているものなので、市場で取引されている価格を確認しながらリアルタイムで売買を行うことができます。

 

自分で決めた値段で買い注文を出せる、ということですね。

 

自分で決めた値段で買い注文を出したい!と言うこだわりのある方には、ETFを使って投資すると納得して投資することができると思いますよ。

 

 

ただし、これから投資を始めようとしているあなたにはとりあえずインデックスファンドを使った積立投資をおすすめしておきます。

 

何よりもらくちんであることがメリットですから。

 

しばらく投資を続けて、投資になれてきた際にはETFを利用した積立投資を考えてみても良いと思います。私もインデックスファンドとETFを併用して積立投資を行っていますので。


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