積立投資において証券会社の人気ランキングを参考にしてもよい?
積立投資では、インデックスファンドやETFと言った、投資信託を使うことが多いです。
と言うより、投資信託を使わない積立投資は無いと言った方がいいかもしれません。
そんな積立投資に必須な投資信託ですが、その種類なんと、2000~3000種類!ものすごく多いです。
この、大量の投資信託の中から自分が買いたい投資信託を選ぶわけですが、とてもじゃないですが全部どんな投資信託なのか調べるには数が多すぎます。
そこで、何を選んだらいいか分からない人たちは証券会社などが発表している「人気投資信託ランキング!」などを参考にしてしまうのですが、果たしてこのランキングを参考にしていいものなのでしょうか?
ちょっと考えてみます。
積立投資では証券会社の人気ランキングよりコストを重視しよう!
試しに、SBI証券で投資信託の人気TOP10ランキングを見て見ました。
結果、私がおすすめしてもいいなと思ったのは、10個中2個だけでした。
※ちなみに、おすすめしてもいいなと思ったのは、「ニッセイ-〈購入・換金手数料なし〉ニッセイ外国株式インデックスファンド」と「ニッセイ-ニッセイ日経225インデックスファンド」でした。
ですので、人気が高いからと言って、必ずしもいい投資信託ではないということです。
じゃあ、投資信託を買うときに何を参考にしたらいいのか?
これは、ズバリ、コストです。
コストにも色々ありますが、少なくとも、売買手数料が無料のもの、購入して保持している期間ずっと引かれ続ける信託報酬が安いもの、この2点を気をつけていればそうそう悪い投資信託に引っかかることはありません。
この2点プラス、毎月分配型の投資信託以外、という条件も付ければ完璧です!
変な投資信託に引っかかることもないでしょう。
積立投資で買ってもいい投資信託は証券会社の検索機能を使って調べよう!
では、買ってもいい投資信託をどうやって探すかと言うことになりますが、これは、証券会社の検索機能を使いましょう!
ネット証券会社では、この売買手数料という条件や、信託報酬が何%以下など、様々な条件で投資信託を検索することが出来ます。
ちなみに、SBI証券で検索すると、全投資信託が2344本!!ものすごい数ですね。
これに、売買手数料が無料という条件を付けると、1032本!!一気に半分以下になりましたね。
これに更に、信託報酬が 1.08%以下と言う条件を付けてみると、339本!!元の1/7になってしまいました。
しかし、信託報酬 1.08%というのも高すぎます。
更に、信託報酬 0.54%以下という条件で検索してみると、なんと93本!!になってしましました!元の1/20になってしまいましたよ。
どうですか?ずいぶん絞られましたね?
後は、この条件に自分が買いたい地域や、株式、債券などの種類で絞り込めばほぼ、買うべき投資信託は絞られてくるでしょう。
このように、証券会社が発表しているランキングはあまり気にしない方がいいです。
それよりも、自分で、二つ三つの条件で絞って検索してみる方がはるかにいい投資信託を見つけることが出来ます。
この調べ方、参考にしてみて下さい。