NISAがデイトレに向いていない理由

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NISA口座では、取引できる銘柄はその金融機関が取り扱っている株式銘柄やETF、インデックスファンドなどたくさんの選択肢の中から選ぶことができます。

 

配当や利回りは5年まで非課税になるため、投資家にとっては資産を大きく増やすことができるチャンスです。

 

しかし、NISAには一般の株取引にはないルールがいくつか存在するため、中長期の取引で利益を出そうと考えている人にはおすすめですが、デイトレのように一回の取引時間が短く何回も取引することでまとまった利益を出したい投資家にとっては、向いていない投資制度です。

NISAがデイトレに向いていないその理由は、年間120万円までというNISAの購入枠が関係しています。

 

この120万円の購入枠は何回も売買を繰り返すことができるというわけではなく、一度購入枠を使ってしまうとその銘柄を売却してもその購入枠はもう使うことができなくなってしまいます。

 

 

極端な例でいうと、年間120万円の購入枠を使って特定の銘柄を購入し、価格が上昇したので次の日に120万円分全て売却してしまったとします。

 

すると、年間あたりの120万円という購入枠は最初にすべて使い果たしているので、もう購入する枠が残っていないということになります。

 

120万円分の銘柄で儲けたお金は口座にあるのに、それでも「使い切った」という状態となり、その枠を使うことが出来なくなってしまうのです。

 

つまり、120万円分の銘柄を購入した時点でもう取引は出来なくなると言うことです。

 

何度も売買を繰り返すデイトレには向いていませんね。

 

 

5年間という期間があらかじめ分かっているNISAを最大限に活用して大きく増やしたい場合には、手数料が安いインデックスファンドに投資する方法がオススメです。

 

 

個別株をNISA枠で購入しようとすると、購入できる単位が株価で決まってしまうので、120万円持っていてもきっちり使い切ることが難しくなります。

 

購入後に端数が残ってしまうんですね。

 

 

しかし、インデックスファンドの場合は100円以上1円単位で購入することができるので、120万円の枠をシッカリ最後まで使い切ることができます。

 

もちろん、インデックスファンドはデイトレのように短期間の投資ではなく、中長期の投資で最終的に安定した利益を手にすることができるタイプの投資商品です。

 

中長期の投資に理想的なNISA口座にとっては、ベストの選択と言えます。

 

手数料が安いインデックスファンドを買ってじっと待つ。これがらくちんでオススメの投資方法です。

 

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