NISAでもパフォーマンスに影響するのはアセットアロケーション

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アセットアロケーション(資産配分)は投資をして資産を運用する際にはとても大切です。

 

どんな種類の銘柄で取引するかということよりも、どんな種類の投資商品で資産を運用しているかによって最終的にどのぐらいの利益が出るのかパフォーマンスの成績にも大きく影響してきます。

 

非課税投資口座であるNISAは投資金額には年間120万円までという上限が設けられていますが、その枠内でいかに大きな利益を上げるかの鍵を担っているのはやはりアセットアロケーションです。


投資先によってリスクとリターンが変わるのは普通の積立投資と同じです

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アセットアロケーションでは、資産をいくつかの種類に分類して管理することになります。

 

「国内株式」「外国株式」「外国債券」と株式でも分類できますし、不動産でも国内と海外に分類できます。

 

また、外国と言っても先進国から新興国まであり、それぞれ取引における特徴やリスクは異なりますから、そうした経済面で分類することもあります。

 

リスクやリターンはそれぞれの銘柄ごとに異なるものの、一般的には先進国の取引商品ならローリスク・ローリターンが多くなり、新興国銘柄だとハイリスクになりますが、リターンが出た時はハイリターンとなることが多くなっています。

 

投資家は自分がどのぐらいのリスクを背負って取引するのが快適かという点を見つけて、自分にピッタリの銘柄を選ぶことになります。


過去の統計を参考にする際はリターンよりもリスクの統計を参考にしよう

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NISAで取引できる株式銘柄やETF、インデックスファンドなどの投資商品は、それぞれ過去の統計をもとに投資におけるリスクやリターンが数値として表示されています。

 

投資家は、その数値を見ながら「年にどれ位のリターンが見込めるか?」「資産の値動きの幅は大きいのか?」とどの銘柄で取引するのかを決めていくわけで、統計による数値は資産をどこで運用するかという点でも役立ちます。

 

例えば、短期の利回りはイマイチでも中期的長期的に安定した利回りが期待出来る商品なら、有効期間が5年間と定められているNISAなら、口座を解約するまでには安定した利益が見込めるかもしれません。

 

5年の期限ないで儲けを考えることを大事に考えるのであれば、短期間でも比較的大きな利益が見込める銘柄を選んだほうが良いでしょう。

 

資産の運用でも、取引銘柄を選ぶ際にも活用できる統計は、NISA口座に限らず一般的な株式やインデックスファンド、ETFで取引する場合にも活用できます。

 

 

ただし一つ注意は必要で、統計はあくまで過去の統計と言うことです。

 

リターンの統計はあくまで過去の統計なので、未来がどうなるかは分かりません。参考程度に考えておいた方がいいです。

 

それに対して、リスク(資産の値動きの幅)の統計に関しては、ある程度信用することが出来ます。

 

統計を参考にする場合は、リターンの統計は参考程度にとどめておいて、リスクの統計を中心に参考にしてアセットアロケーションを決めるといいです。

 

過去、これくらいの値動きがあったから、これからもこれくらいの値動きはあるかもな~という具合です。


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